昨日は精油ブレンド学41期や自律神経バランスアロマセラピープロフェッショナルと、IIASP合同での精油の化学の授業でした。

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私たちがまず精油をブレンドする上で、絶対に忘れてはいけないのが、
「香りを楽しむ!」ということです。

「香りを創造する」というスキルにおいては、
*精油の香りを知る
*精油のプロフィールを知る
*混ぜてみる
だけでは、自分がどう創りたいか?ということが軸となり、

*そのブレンドはバランスが取れているとどう伝えられるか?
*そのブレンドは「安心して、より安全に使用できる」とどう伝えられるか?
*どのような使用方法でより有用になるか?
*どうしてその人・その場所にそのブレンドが良いと説明できるか?
が抜けてしまいがちです。

決して精油のブレンドは目に見える「化学」や「成分分析」だけでは、成り立ちません。
精油の素材としての嗅ぎ分けやバランスを創造するために感覚の鍛錬は必須です。

しかし、「目に見える化学の理解と情報」と「目に見えない感覚のバランス」をどのように創造できるか?という点、そして実際に人間が活用する上で「嗅ぐ」「塗布する」という部分での解釈と課題の学び精油の化学知識の学びは避けて通ることができません。

何よりも、私自身が実際に上記の理解の変化で創造できる精油ブレンドや、
精油ブレンドを提案するときに相手側への説明やアプローチが大きく変化したと深く実感している1人です。「なんとなく」からどのように自分の理解とスキルを脱却させることができるか?は化学の理解が大切なヒントになっています。

私は精油をブレンドする意義として、必ず「人」を軸としています。
どんな場所にもどんな場面にも、香りは常に「誰かが感じる・嗅ぐ」人がいるから、
デザイン・創造したいと考える私たちがいます。
イコールその対象となる「人」を捉える力と要素が、精油のブレンドの幅にもなります。

「香りを知っている=精油ブレンドが上手くなる」だけでは、
逆に人に伝わらない精油ブレンドになってしまったり、
作り手が主人公になってしまうこともあり、仕上がった「文字」で嗅がせてしまったりすることもあります。

本当にその人が「感覚値」で心地よいと感じているか?をどのように解釈できているかで、その継続性や活用方法も異なるはずです。

だからこそ、「人」を理解する心身の学びと、
そこに浮遊する芳香分子としての香りと化学の解釈、そして嗅覚の理解は、
精油ブレンドには必要な要素になってくると感じ続けてきました。

「みんな違う」
それは環境も感覚も嗅覚受容器も。
それが精油ブレンドの最初に向き合うスタートです。

学びが難しい?と感じる方もいると思いますが、逆にすぐに学んで、すぐにできる精油ブレンドは、すぐ誰にでもできてしまうということも忘れてはいけません。

さまざまな視点から得られる要素を、
授業の中で積み重ねていくべきスキルに関して、
まず精油ブレンドを行う皆さんに学んでいただきたいと願っています。

「香り」のはじまりから、

・芳香植物の特性や植物にとっての役割
・精油の化学を理解する上での分類や各成分特性
・オーガニックとは?
・精油を原料として知ること
・純粋な精油と合成の違い
・自然は安全ではないという理解
・成分分析の見方と実験
・各蒸留の仕組み
・合成単一香料を分類で嗅ぐ
・実際の水蒸気蒸留からの精油の抽出とハイドロゾル
・鼻での判断はどれぐらい大切か
・研究論文や成分を見つけるための検索方法
・精油ブレンドの上でのバランスの考え方
・植物由来成分配合と植物成分配合の違い

などなど、精油の化学を多角的な視点で捉え、実際に自分の理解と言葉につなげらるように実践式で一緒に学びました📖

精油の化学に興味がある方から、精油の化学を学んでもなかなか理解できない方、精油の化学を理解してブレンドなどを上達させたい方などにおすすめです。
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